ホステス性加害疑惑の香川照之 トヨタイムズ消えて収入急ブレーキ CM7社で「5億円」も続々終了

[ 2022年9月6日 05:30 ]

香川照之
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 高級クラブのホステス女性への性加害疑惑が週刊誌で報じられた俳優・香川照之(56)のCM契約が続々と終了する中、残る1社となる大日本除虫菊(キンチョー)は5日、今後について「検討中」とした。テレビCMの放送は終了しているが、公式サイトなどでは動画が残っている。香川の広告案件は全滅とはなっていないが、代理店関係者は「トヨタが中止したことの影響が大きい」と語る。

 関係者の話を総合すると、香川の1社当たりのCM年間契約は6000万~7000万円が相場。「企業によって契約の形はさまざまだが、場合によっては7000万円以上の金額で契約している社もあるだろう」という。

 中でも香川にとって大きな仕事だったのが、トヨタ自動車のPRプロジェクトだった。同社は2019年から自社メディア「トヨタイムズ」を立ち上げ、その編集長に香川を抜てき。香川自ら開発現場などに足を運び、水素エンジンなどを取材してきた。その様子はウェブサイトに掲載されていた。

 世界的企業の“顔役”で、香川にとっては“打ち出の小づち”のような案件だった。同社の関係者は「正確な数字は分かりませんが、年間で少なくとも1億円ほどの契約金があってもおかしくない。加えて、トヨタイムズの取材で現場に行くたびに契約料金の10%が支払われていた」と明かした。

 香川がトヨタイムズの案件で稼働するたびにギャラが支払われるシステム。他の企業も含めると「CMでは全部合わせて年間で5億円はもらっていただろう」(同関係者)。その中でも大きな収入の柱であったトヨタは、今年いっぱいで契約を終了する方針を明らかにしている。

 突如として“ドル箱”が目の前から消えた香川。当面の生活は、観客がお金を払って観劇する歌舞伎出演に頼るものとみられる。香川は市川中車として歌舞伎俳優としても活動しているが、関係者は「最近はコロナの影響で俳優へのギャラも減っている」と指摘。現時点で中車が出演予定の興行もなく、収入面では厳しい状況となりそうだ。

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2022年9月6日のニュース