阪神・大竹 今春2度目の実戦マウンド5回2失点「まだまだ(状態を)上げられる」

[ 2024年3月17日 05:15 ]

オープン戦   阪神3ー4中日 ( 2024年3月16日    バンテリンD )

<中・神> 3回、中日打線につかまり苦しい表情の阪神・大竹(撮影・大森 寛明)
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 阪神の大竹は回を重ねるごとに本来の姿を取り戻した。今春2度目の実戦マウンド。先発では今回が初めてだった。前回6日の楽天戦での2回37球から5回85球まで伸ばし、階段をまた一つ上がった。

 「ブルペンで投げる体力と、試合の中で投げていく体力は同じではないので、試合を投げていく中で慣れていく。次の登板ではさらにもう一段階なんなく投げられるように球数を増やしていきたい」

 2回2死では石川昂に2球目チェンジアップを合わされ、左翼席へ同点被弾。3回は左打者を差し込むはずの内角球を三好に鋭く一塁線を抜かれ、右打者の細川にも内角球を右前への適時打を落とされた。感覚を取り戻したのか。4回は石川昂にスライダーでバットを折った遊ゴロで雪辱。最後2イニングは1四球だけに抑え、「前半よりは後半の方が良かった」とうなずいた。

 1月に左肩の良性腫瘍(ガングリオン)を切除した影響で今春は慎重に調整。新天地での12勝につなげた昨春は「3月15日」が3度目のオープン戦登板で計10回168球の段階だった。ちょうど1週遅いペース。「まだまだ全然(状態を)上げられると思いますし、上げないといけない」と見据えた。

 開幕6人の先発枠で30日の巨人との第2戦だけが確定していない。大竹か、門別か。岡田監督は「2イニング投げて、2回目の登板やで。まだ投げなあかんからな。ちょっと、まだボールもいってなかったしな」と最終結論を持ち越した。もちろん、優先権が大竹にあることは揺るがない。(杉原 瑠夏)

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