【センバツ】日本航空石川、常総学院との初戦のキーマンは4番・荒牧 開会式リハ実施

[ 2024年3月17日 16:12 ]

<センバツ 開会式リハーサル>行進する日本航空石川ナイン(撮影・平嶋 理子)
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 第96回選抜高校野球大会は明日18日から13日間の日程で甲子園球場で行われる。17日は開会式リハーサルが行われた。

 日本航空石川の中村隆監督は開幕を前日に控えて「大きなケガもなく順調に一人ひとりが伸びてきているということで80点はある」とチームの現状に及第点を付けた。常総学院との初戦のキーマンに挙げたのは4番の荒牧拓磨内野手(3年)。「常総学院さんは甲子園で修羅場をくぐってきたチーム。点の取り合いではなく、接戦に食らいついていきたい。彼が打つことによってチーム全体に勢いがつく」と期待した。

 また、試合は大会6日目の登場になるが、中村監督は「試合は第1試合で開始時間が午前9時と早い。その時間に体を合わせることができる期間がある」と大トリでの登場も気にしていなかった。

 主将の宝田一慧(ほうだ・いっけい)外野手(3年)は選手の中でただ一人石川に帰っている。激励会などに出席したからだが、学校やグラウンドに人影はなく「本当に寂しい気持ちになりました。まだまだ復興には遠いのが現実で」と振り返る。それでも「輪島市で市役所に行ったら『私たちのことは気にせずに甲子園でしっかりやってきてね』と励まされたことが一番心に残りました」と話す。被災地の思いを胸に常総学院との初戦を待つ。

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