大谷、新妻の前で“愛の開幕弾”打つ 夫婦で迎える初公式戦、相手はダル「いい思い出になる」

[ 2024年3月17日 02:30 ]

会見でベッツ(右)に肩を揉まれる大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が16日、パドレスとの開幕シリーズ(20、21日)に向け、高尺スカイドームで公式会見に出席。結婚発表後初となる、真美子夫人(27)の前でのプレーに思いを込めた。20日の開幕戦では、日本ハム時代に背番号「11」を譲り受けたダルビッシュ有投手(37)と日米初対決。打者に専念するメジャー7年目、“愛の開幕弾”でスタートする。

 日米韓200人の報道陣が集結した会見の終盤だった。ある韓国記者が「結婚おめでとうございます」と切り出すと、翻訳機を外して机の上に置いていたベッツ、フリーマンがニヤニヤしながら、再び翻訳機を装着した。「カモン!ショウ!僕らも聞きたいよ」とフリーマン。ベッツには左肩をもまれてちゃかされた大谷は、照れ笑いを浮かべながら、最高のプレーを誓った。

 「試合自体もこうして一緒に来て、見るのも初めてですし、良い思い出になるんじゃないかなと思います」

 2月29日に真美子夫人との結婚を発表。米国から韓国入りするタイミングだった前日、初めてツーショットを披露した。韓国でのMLB初開催でもある20日の開幕戦は「大谷夫妻」にとっても初めての公式戦。愛妻の前で夫として初めてのプレーでの「最高の思い出」は、何よりも移籍1号でもある一発に期待がかかる。

 打ちたい理由はもう一つある。開幕戦のパドレス先発は、日本ハムで背番号11を譲り受けたダルビッシュ。15、16年オフに合同自主トレを行うなど交流は深く、昨年3月のWBCでは2人で優勝の立役者となった。

 「小さい頃から見てきて大好きな投手。目標にしてきた方。WBCでも一緒にやらせてもらい、その前も練習をさせてもらい本当によくしてもらっている」。日米通じて打席に立ったことも、投げ合ったこともない正真正銘の初対戦に「個人的に凄く楽しみ。ここまで対戦がなかった。そこも含めて凄く思い入れがあるので楽しみ」と力を込めた。

 会見後は高尺スカイドームで練習。一塁からの走塁練習を入念に行った。昨年9月に受けた右肘手術の影響で打者専念する7年目。オープン戦では打率.500、2本塁打、9打点と好調をキープ。きょう17日からエキシビションゲームを2試合こなし、開幕を迎える。
 花巻東時代、12年のU18日本代表で戦って以来12年ぶりの韓国でのプレー。「凄く楽しみにしていた。1週間くらいあるけど、野球自体も韓国も楽しんで頑張りたい」。グラウンド内外で続くフィーバーにも「注目していただいて凄くありがたい」と涼しい顔で、特別な開幕戦に臨む。(柳原 直之)

 ≪ド軍カメラマンが“レア2ショット”インスタ投稿≫ド軍の球団専属カメラマンのジョン・スーフー氏が、インスタグラムで大谷と真美子夫人のレアショットを公開した。米国から韓国へのチャーター機内などのツーショットが3点。他にも山本と言葉を交わす姿や、他の選手の写真も披露された。

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