メジャー通算78勝の柳賢振がパドレス戦先発・最速160キロ右腕に「スピード違反禁止令」その理由は…

[ 2024年3月17日 09:43 ]

ブルージェイズ時代の柳賢振(2022年5月撮影)
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 韓国代表として17日のパドレス戦に先発するムン・ドンジュ投手(20=ハンファ)がチームの先輩・柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手(36)=から“スピード違反禁止令”を出されたことを韓国メディアが報じた。

 ムン・ドンジュはハンファに所属するプロ3年目の20歳。身長1メートル88の長身で、公式に球速を集計し始めた2011年以降、韓国人投手で初めて160キロを計測した本格派右腕だ。昨秋行われたアジアプロ野球チャンピオンシップでも韓国代表としてプレーした。

 そんな20歳右腕に、ドジャースなどでプレーしメジャー通算78勝を挙げ今季、電撃的に韓国球界の古巣・ハンファに復帰したリュ・ヒョンジンが「150キロ以上は禁止」と指令を出したという。

 韓国メディア「スポーツ春秋」は「“150キロまでは許す。それ以上はダメ”。韓国の新エースに向けたリュ・ヒョンジンの“スピード違反禁止令”の理由は?」と題し、記事を紹介した。

 リュ・ヒョンジンが「スピード違反禁止令」を出した理由として「メジャーリーグの強打者たちを相手に無理をするのではないかという懸念があるから」とレギュラーシーズンを目前に控え、無理をしてケガをしないようにと若き右腕を心配しての親心から、冗談交じりに指令を出したという。

 ムン・ドンジュも「無理をするなという冗談のようなアドバイスだが、耳を傾けなければならないと思う」と先輩の言葉の意味を理解しており、「(エキシビジョンゲームは)重要な試合ではあるが、これからのチームのシーズンがもっと重要だという話をしてくれた」と素直にリュ・ヒョンジンの助言に感謝した。

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