パドレス・松井裕樹 1回無失点で「非常にいいステップ」 大谷対策も開始「対戦久しぶり。抑えたい」

[ 2024年3月17日 21:58 ]

<パドレス・韓国>5回から登板した松井(撮影・光山 貴大)
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 パドレス・松井裕樹投手が17日、韓国代表とのエキシビションゲームに登板した。

 5回から4番手としてマウンドへ。楽天時代にも使用していたあいみょんの「ジェニファー」を入場曲に三塁ベンチから登場した。

 先頭打者は二飛。次打者を四球で歩かせ、暴投で得点圏の二塁へ進ませたが、三ゴロで2死。続く打者も一塁後方へ打球を右翼手タティスが抜群のチャージからスライディング好捕し、この回を打者4人で無失点に封じた。

 腰に張りを訴えて一時別メニューとなっていたが、復帰戦となった13日のアスレチックスとのオープン戦に続いて無失点。「腰はもう大丈夫です」という言葉通りに封じ込め、無失点リレーのまま5番手投手へとバトンをつないだ。最速は92・2マイル(約148・4キロ)だった。

 松井は試合後「韓国に来て開幕戦と同じ時間帯のゲーム登板をこなせたので非常にいいステップだと思います」と充実感を見せ、「韓国のファンの皆さんは本当に熱狂的で、パドレスの攻撃の際もたくさん応援していただき感謝しています」と語った。

 20日の開幕戦に向けては「翔平さんとの対戦は久しぶりですし、データを見始めていて、詳しくは言えないんですけど、何とか凄いいい打者がたくさん並んでいるので抑えたいと思います」と語った。

 試合後はダルビッシュとマウンドやブルペンの様子について意見交換もするなど準備に余念がない。これで実戦では3戦連続無失点となったが、「とりあえずゼロで帰ってきたというよりは、最後の3-2から浮いてしまったり、そこが残念。堂々と打者と勝負という状態になっているので、しっかり勝負したいです」と話した。

 また、メジャー開幕迎える思いについては「まだ正直実感はないんですけど、改めてドジャースのデータだったり整理しているときにすばらしい選手と対戦できることをうれしく思いますし、そういう選手と対戦するためにアメリカに来たので楽しみだし、チームの力になっていけたらと思います」と語った。

 パドレスのマイク・シルト監督は「松井はいい投球をしてくれた。全体的にいい投球ができたと思う」と手応えを口にしていた。

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