4年生欠場の立大は逆転負けし開幕5連敗 上級生の問題行為を謝罪、監督と部長も活動自粛

[ 2023年10月1日 05:00 ]

東京六大学野球第4週第1日   立大2―7明大 ( 2023年9月30日    神宮 )

<明大・立大>監督を代行した立大・木村コーチ(右)=撮影・郡司 修
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 1回戦2試合が行われ、上級生が下級生の歯を欠けさせたり、10代の部員に喫煙させたりするなどの問題行為があった立大は、溝口智成監督(55)の公式戦活動の当面自粛、4年生部員の今節の明大戦出場自粛を発表。明大戦では2―7で逆転負けを喫した。

 立大は金子明雄部長(62)が明大戦前に会見し、自身と溝口監督の公式戦活動の当面自粛と、4年生部員の明大戦の欠場を発表。当面は木村泰雄コーチ(62)が指揮を執る。

 当事者への聞き取りでは今年6月、上級生が仰向けに寝た下級生の額を狙い、地面に立てたバットを倒す行為を繰り返した。その際にグリップが口に当たり、前歯1本が半分ほど欠けたという。今後は調査委員会を立ち上げ、事実関係などを再調査し処分などを決める。同部長は4年生部員の自粛は「処罰ではなく、調査を前に部としての姿勢をどういうふうに示すか考えた結果」と説明した。

 監督、ドラフト候補右腕・池田を含む4年生不在の明大戦は、2―7で逆転負けし開幕5連敗。木村コーチは「選手たちも難しい精神状態であった」と話した。(柳内 遼平)

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