才木効果や!公立の須磨翔風、創部15年目初の近畿切符 才木2世・槙野が全7戦完投「感動いっぱい」

[ 2023年10月1日 19:24 ]

高校野球兵庫秋季大会準決勝   須磨翔風3―2長田 ( 2023年10月1日    ウインク姫路 )

<須磨翔風・長田>2失点完投勝利した須磨翔風・槙野(撮影・河合 洋介)
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 須磨翔風が長田を3―2で制して決勝に進み、創部15年目で春秋通じて初の近畿大会進出を決めた。

 最速140キロのエース右腕・槙野遥斗(2年)が2失点完投勝利を挙げた。初回に3安打を浴びて先制点を献上。被安打8本と走者を背負う場面が続くも、味方の援護を守り切った。3―2の9回には、ときおり笑顔を見せながら2者連続三振で試合を締めて、「今大会は感動をいっぱいしてきた。9回が気持ちが入るので、一番楽しいです」と振り返った。

 今秋は接戦が続いた影響で、全7試合を一人で投げ抜いた。中尾修監督は「連投をさせたが、よく投げてくれた。彼には酷だったと思うが、8、9回の球が一番乗っていた」と槙野の体力に驚きを隠せなかった。

 同校は阪神・才木の母校。甲子園は未出場ながら毎年100人を超える体験入部者が集まる。同監督は、「才木や(楽天)安田の効果かな」と感謝した。

 ◇槙野 遥斗(まきの・はると)2006年(平18)8月4日生まれ、兵庫県神戸市出身の17歳。小学1年に名倉少年野球部で野球を始めて投手。中学は神戸球友ボーイズに所属。須磨翔風では1年夏に背番号20でベンチ入りし、2年春から背番号1。1メートル81、81キロ。右投げ右打ち。

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