カブス・鈴木、最終戦を前に総括「後半は持ち直せたとのは自信になった」

[ 2023年10月2日 05:10 ]

カブス・鈴木誠也(AP)
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 カブスの鈴木誠也外野手は1日(日本時間2日)、ブルワーズとの今季最終戦を前に今季を総括した。メジャー2年目の今季は初のポストシーズン進出を目指したが、前日に進出の可能性が消滅。自身は最終戦を前に打率・286、20本塁打、74打点とし、1年目の打率・262、14本塁打、46打点から飛躍を遂げた。20本塁打は日本人右打者としては初。しかし、更なる高みを目指す鈴木は「どうでもいいです」と素っ気ない答え。負けん気の強さも覗かせた。

 鈴木の主な一問一答は以下の通り。

 ――1年を振り返って。
 「悔しいシーズンになったかなと思いますね」

 ――どういう部分が。
 「やっぱりポストシーズンを逃しましたし、そこを目指してやっていたので。そこを達成できなかったというのはちょっと悔しい気持ちですね」

 ――どんなことを学べたシーズンだったか。「いろんなことがあって最初は全然よくなかったですけど、後半はこうやって持ち直せたというのは自信になりましたし、2カ月ですけどいい状態をキープできたというのは去年とは違っていいところだったと思うので、そこは自信になったので。来年はもっとしっかり頑張りたいなと思います」

 ――ファンやチームメートにどういったことをやれると見せられたと思うか。
 「去年よりは良かったと思いますし、いろんな人にも期待を持ってもらえるような働きが後半できたと思うので、来年はよりもっと期待されると思いますし、そこは自分でも分かってますし、そこはもっと目標を高くしてやりたいと思うし。期待してもらっていた分、最後のああいうミスというのはやっぱりがっかりさせるものでもあったので、そういったところももっと反省して、次はああいうミスがないようにみんなをもっと喜ばせられるように頑張りたいなと思います」

 ――メジャーへの順応は。
 「もちろんこの舞台はそんなに簡単なものではないですし、より難しいものにはなってきますけど、でも自分が成長するためにここに来ましたし、ある程度苦しむことは頭には入っていたので。そこを少しでも乗り越えられたというのは自信になりましたし、またここでしっかりやっていこうというふうなモチベーションにもなったのでより頑張りたいなと思います」

 ――日本人の右打者で初めて20本塁打を打った。
 「どうでもいいです」

 ――来年に向けて自信を保つためには何が必要だと思うか。
 「いろんな面でのレベルアップというのは必要ですし、このシーズンでもたくさんの反省点は出たと思うので。もうちょっと時間があるので、いろいろ考える時間もあると思うので、しっかり考えて、今自分に何が足りないのかというのはもう一回しっかり考えてトレーニングをしてこれれば、自信を持ってまたシーズンに迎えられると思うので、そこを目指して頑張りたいなと思います」

 ――来年ポストシーズンに出るために、チームとして何が必要だと思うか。
 「去年よりもすごいいいチームになって、より上を目指せるチームになったと思いますし、課題というのは個人個人がみんな分かっていると思うし、より明確になって、こういうことさえやっていれば上に行けたというのはみんな分かっていると思うので、そこを個人個人が理解してやっていくのが一番だと思いますし、僕自身も自分のミスで負けたところもありますし、前半戦は全然活躍できないで負けた試合というのもたくさんあるので、そういったところを良くできるようにやっていければもっと上を目指してやっていけるんじゃないかなと思います」

 ――今年つかめたものは。
 「ないです。つかめたものはわからないんで。ある程度ルーティンは確立して、1日の流れというのはつかめたのがそこも良かったのかなと思いますけど。ある程度いろいろ試してやっていく中で、こういう流れがいいなというのはつかめたので。そのくらいかなと」

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