巨人・原監督 自身の去就「真剣に考えなきゃ」オーナーの発言「大いに受け止める必要ある」

[ 2023年10月1日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1―2中日 ( 2023年9月30日    東京D )

<巨・中>ベンチで険しい表情の原監督(撮影・西川祐介)
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 今季を象徴するような逆転負け。巨人・原監督は中日戦後、前日にCS進出の可能性が消滅し2年連続となる4位が確定したことについて「これは現実として非常にふがいない戦いの中で、こういう結果になった。ファンの方には大変申し訳ない。その一心です」と謝罪した。同一監督による2年連続のBクラスは球団史上初の屈辱。試合にも敗れ、表情は厳しいままだった。

 今季が3年契約の2年目だが、優勝争いにも絡めずにBクラスに低迷。前日にオーナー会議に出席した山口寿一オーナーが原監督の続投を明言することなく「真剣に考えなきゃいけない」と発言するなど来季去就は不透明な状況だ。指揮官は「まだ総括的に話すことはできないが、大いに受け止める必要があるということ」と2年連続Bクラスという結果を受け止めた。

 すでに4位が確定しているが、レギュラーシーズンの残り3試合に向けては「こんなチームではないんだというところは思ってほしい」とナインに奮起を求めた。これで140試合を終えて68勝70敗2分け。残り3試合で2勝1分け、もしくは全勝しなければ、球団史上初の3年連続借金という屈辱も味わうことになる。

 原監督は「ここ2、3年、後半あまりいい結果が出ていないというところに歯がゆさが残る。まだゲームも残っている。何とか力を振り絞ってもらいたい。私も一緒ですね」と必死に前を向く。「球界の盟主」と称され、常勝を課されたチームが、最後に意地を見せることができるのか。(川島 毅洋)

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