日本ハム・上川畑が沖縄自主トレで場外弾！師匠・井端氏の助言を胸に2年目の進化を

守備練習に励む上川畑（撮影・高橋　茂夫）
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　日本ハム・上川畑が26日、沖縄・名護での先乗り自主トレに参加し、フリー打撃で快音を放った。最高気温20度と自主トレ3日目でようやく晴れた空の下、柵越えの打球を連発。右翼の防球ネットを越える場外弾も飛び出し、2年目の進化を示した。

　「一から遊撃のレギュラーを獲りにいかないといけない立場。昨年のアピールしていく気持ちは忘れずにやっていきたい」
　昨季は1年目ながら80試合に出場し、打率・291。持ち前の守備力と勝負強い打撃で遊撃として頭角を現したが、シーズンの最終6試合は打率・214と失速した。昨年末に古巣のNTT東日本で自主トレを行った際、臨時コーチを務める元中日の井端弘和氏から「キツさが分かっただろ？」と、1年間戦う体力の大切さを改めて説かれた。

　社会人時代から井端臨時コーチに言われてきたのが「いかに無駄な動きを省くか」。毎日受けるノック一本でも上体のブレをなくし、体力の消耗を減らす高い意識が必要。改めて気付かされた上川畑は「簡単にはできないが、意識していきたい」と“井端ステップ”でフル出場を狙う。

　社会人時代から井端臨時コーチに褒められたことはなかったという上川畑は「ベストナインとか獲れば褒めてくれるかな？」。持ち前の守備力に打力と体力をつけ、“師匠”が5度獲得したベストナインを目指す。（清藤　駿太）