秋田・能代松陽は初の選抜切符。ナインは雪のグラウンドで歓喜 エース森岡は仙台育英との再戦希望

[ 2023年1月27日 19:39 ]

<センバツ発表・能代松陽>センバツ出場が決まり歓喜する能代松陽ナイン(撮影・藤山 由理)
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 昨秋の東北大会4強の能代松陽(秋田)は初の選抜切符に沸き返った。選考委員が東北勢3番目に「秋田県立…」と読み上げた瞬間、同校講堂に集合していた野球部員を始め、生徒は「ヤッター」と絶叫。すぐに選手は敷地内のグラウンドに移動し、ユニホーム姿で歓喜を分かち合った。

 昨夏に続き、2季連続の甲子園。ただ初戦で聖望学園(埼玉)に2―8と完敗しただけに、ナインは全国舞台にかける思いは強い。大高有生主将(2年)は「日本一の挑戦権を得ることができました。夏のリベンジができるので頑張りたい」と声を大にした。

 最速144キロのエース森岡大智(2年)は仙台育英との再戦を熱望した。昨秋の東北大会準決勝は1―2で惜敗。準々決勝の学法石川戦で延長12回を投げ抜きベンチ待機となったが「夏の甲子園優勝チームはこう戦うんだ」と王者にうなった。

 自身甲子園のマウンドは昨夏に続き2度目。冬場は速球の切れを磨くため、ショートダッシュを繰り返した。

 「(楽天の)田中さんのように甲子園で勝ちたい」。13年のパ・リーグファイナルSを仙台で生観戦し、憧れ続けた田中将も踏んだ聖地で力を発揮する。

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