落合博満氏 “ルーキーの仕事”道具運びに先輩の洗濯…過酷な日々も「苦労とは思っていない」

[ 2023年1月27日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ルーキー時代を振り返り、今と昔の違いについて語った。

 ロッテ入団1年目の1979年、1軍での出場は36試合にとどまり、多くは2軍暮らしだった。そんなルーキー時代を振り返り、「ファームのゲームなんて(若手が)バット、ヘルメット、レガース、ボール全部自分らで手持ちで運んで、それに私物の荷物があって…」と回想した落合氏。多くの荷物を抱えるあまり「電車を遅らせたこともあった」と語る。遅延で苦情が来たのか定かではないと語るが、しばらくして2軍でも荷物車が出るようになったという。

 1軍に上がってもチーム宿舎では「先輩の洗濯物、アンダーシャツとかパンツとか…ユニホームも洗うよ」とサラリ。それだけでは終わらず、きちんと折りたたんで先輩の部屋の前に持っていくのが決まり事だったという。クリーニング屋が全てやってくれる現在とはかけ離れたプロ野球生活にも「苦労とは思っていない」とし、「良い思い出でも悪い思い出でもない。その時代はそうだったんだよな」と冷静に振り返った。

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