落合博満氏 あいさつしたら怒られ、あいさつしなくても怒られた1年目“どうすりゃいいんだ”

[ 2023年1月27日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。入団1年目を振り返り、今と昔のプロ野球界の違いについて語った。

 まず、仕事をしながらプレーしていた社会人時代と違い「プロは年がら年中、野球のことだけ」と切り出した落合氏。中でも大変だったのは「人間関係」だったという。「今みたいに、年は関係なくみんな仲良くワイワイっていうような時代じゃないから。キャンプなんて、1年目はトレーナー室に入って行くの大変だったもん」と苦笑いを浮かべた。

 「“失礼します!”って入って行くと、“お前うるせぇな”って言われるし、黙って入って行くと“お前あいさつねぇのか”って言われるし。じゃ、“どっちなんだよ!”って」と先輩たちの理不尽な態度に戸惑いを隠せず。結局部屋には入らず、仕方なく入口付近に置いてある薬などで体のケアをしていたという。

 グラウンド練習では、今では当たり前となっているダイヤモンド内のキャッチボールもレギュラーだけの特権。ルーキーなど若手は外野の芝の上だけに限定されていたという。「まあ、今にしたら考えられない時代だと思うよ」と懐かしさとともに隔世の感を抱いていた。

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