イチロー氏“秘蔵っ子”フリオ・ロドリゲス 史上初デビュー1年目の「25本塁打&25盗塁」達成

[ 2022年9月15日 13:07 ]

勝利を喜ぶフリオ・ロドリゲス(AP)
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 マリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手(21)が史上初の大記録を達成した。14日(日本時間15日)のパドレス戦に「1番・中堅」で出場。5回に今季25個目の盗塁を決め「25本塁打&25盗塁」を記録した。MLB公式サイトによると、メジャーデビュー年での「25本塁打&25盗塁」は史上初。

 3-0の5回、先頭打者として打席に入ると死球で出塁。次打者・フランスの初球に二盗を成功させた。新人資格のある選手の「25本塁打&25盗塁」は2007年のクリス・ヤング(ダイヤモンドバックス)、12年のマイク・トラウト(エンゼルス)に続く3人目。2人はともに前年にデビューしており、1年目の達成は史上初の快挙となった。

 ドミニカ共和国出身のフリオ・ロドリゲスは3拍子そろったプレースタイルが持ち味。今季はデビュー年ながらここまで打率・279、26本塁打、72打点をマーク。オールスターゲームにも出場している。8月にはマリナーズと34年までの異例の長期契約を結び「このチームが大好き。街に優勝をもたらしたい」と話していた。

 春季キャンプ中にはイチロー氏のキャッチボールのパートナーを務めるなど“秘蔵っ子”としても話題になり、同氏からも能力、努力、センスなどを高く評価されている。無限の可能性をルーキーイヤーから存分に見せつけた形だ。

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2022年9月15日のニュース