杉本正氏 ソフトB・牧原大は4安打だけじゃない 隙を突くプレーで際立つ存在感

[ 2022年9月15日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-1西武 ( 2022年9月14日    ペイペイD )

<ソ・西>3回2死一塁、中村晃の時、一走の牧原大が二盗を決める(撮影・中村 達也)
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【杉本正 視点】ソフトバンクの集中力の高さが光る試合だった。初回、先頭・周東の右前打、三森の右前打、さらに今宮の送りバントと全てが初球での結果。選手たちが一球たりとも気を抜かずにプレーしていることが分かる。3球でつくった1死二、三塁のチャンスから5得点と畳みかけ、西武・隅田を一気に攻略した。

 同様のことは牧原大にも言える。4安打の働きだけでなく、2盗塁でも好調ぶりを見せつけたが、とにかく次の球に対する集中力が高い。6回無死一塁では正木の中飛でタッチアップして二塁を陥れる好走塁。隙を突くプレーを随所に見せ、存在感は際立っている。

 今カード前にはゲーム差なしの2位だった西武に3連勝した意味は非常に大きい。V奪還の行方を左右する11連戦も残り6試合。仙台、大阪、札幌と続くロードでの戦いに弾みがついた。

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2022年9月15日のニュース