ロッテ・朗希「付いてくるもの」わずか58球で10勝王手 球団高卒3年目以内達成なら47年ぶり

[ 2022年9月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ8―1日本ハム ( 2022年9月14日    ZOZOマリン )

<ロ・日>9勝目を上げた佐々木朗(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 プロ3年目で、ロッテ・佐々木朗が10勝に王手をかけた。球団では高卒3年目以内で2桁勝利となれば、75年三井雅晴以来、47年ぶりとなる。先発投手として、何としてもクリアしたい数字に映るが、「勝ち星に、あまり一喜一憂するのは投手としてはメンタル的に難しい。まずは自分の仕事をした中で、付いてくるものと思っている」と冷静だった。

 当初は10日の楽天戦に登板予定だったが、疲労が抜けないことから、中11日となった。初回に自身初となる先頭打者弾を木村にバックスクリーン左へ運ばれた。この日は最速159キロ。走らない直球を狙われたが、2回以降は変化球を軸とし、5回4安打1失点、6奪三振と粘った。

 わずか58球での交代だが、井口監督は「予定通り。5回をめどに考えていた」と明かす。マウンドを降りた際は0―1だったが、その裏に打線が一挙4得点。日本ハム戦は8回完全で交代した4月17日には勝てなかったが、5回限定登板で今季9勝目。この白星でパ全5球団制覇となった。

 順当ならば、今季は残り2試合の登板見込み。「ケガなく1年間最後まで投げきることを目標に調整したい」。現在123回1/3で、規定投球回数まで残り19回2/3と厳しいが、目標としていた昨季63回1/3の倍は達成できそうだ。(横市 勇)

続きを表示

2022年9月15日のニュース