ソフトバンク 15日にもマジック点灯!最短Vは23日 初回10人攻撃で一挙5得点、西武蹴散らした

[ 2022年9月15日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-1西武 ( 2022年9月14日    ペイペイD )

<ソ・西>初回、適時打を放つ中村晃(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは14日、西武を圧倒し首位攻防3連戦に全勝した。初回に打者10人で6安打5得点の猛攻。アルフレド・デスパイネ外野手(36)、牧原大成内野手(29)ら、4者連続の適時打で西武・隅田を攻略した。チームは4連勝で2位・オリックスに2ゲーム差、3位・西武には同3差をつけた。15日の楽天戦で勝つか引き分けると、優勝マジックナンバー「11」か「10」が点灯する。最短優勝は23日だ。

 西武の先発・隅田からの初回5得点に始まって、8回にダメ押しの1点。今季9度目の同一カード3連勝を打線が理想的な形で呼び込んだ。

 「初回の攻撃はほんと見事。今年一番のつながりだったと思う」。残り15試合あるが、試合後の藤本監督は“コトイチ宣言”を出すなど興奮しっ放しだった。

 先頭周東、2番三森とも初球を右前打し今宮が初球を犠打。3球で1死二、三塁とし柳田が死球で満塁となってデスパイネ。「みんなでつないだチャンスを絶対に生かそうと頑張ったよ」と2点適時二塁打。単打2発から長打のバズーカ砲で先制し「バズーカになってた?鉄砲くらいだった」と指揮官はご機嫌で振り返った。さらにリボルバーは回転し続けた。

 なおも1死二、三塁で牧原大の二塁適時内野安打。同二、三塁で正木が左前適時打。同一、三塁で中村晃が中前適時打と、4者連続タイムリー。打者10人、6安打5得点のヒットパレードを演じた。

 ただ、2回以降は小休止。4点先行の8回2死二塁での代打・柳町のダメ押し適時打までゼロ行進が続いた。そんな中で休まずチャンスメークし続けたのが牧原大。18年8月22日の日本ハム戦以来となる4年ぶりの1試合4安打。前夜13日に続く7度目の猛打賞とした。「よりいい展開に持っていくだけ。4安打したけど1打席、1打席、必死なんで」。今季初の1試合2盗塁に加えてキャリアハイ更新中のシーズン107安打。藤本監督も「昨日(13日)3本打てるよと言ったら本当に打って、今日4本。牧原は見事ですし打線の状態も全体に上がってきている」。今カード3戦連続2桁安打に手応えありだ。

 4連勝で2位のオリックスに2ゲーム差を付けた。今日の楽天戦に勝てばオリックス次第で優勝マジックナンバー「10」か「11」、引き分けでも「11」が点灯する。それでも藤本監督は猪突(ちょとつ)猛進のみを貫く。「気にしてないです。マジックなんで、出て消えるもの。突っ走りたい」。秋の鷹が乗ってきた。(井上 満夫)

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2022年9月15日のニュース