U18W杯侍・浅野が負傷交代 チームの要が必死の守備も台湾に完敗…初黒星

[ 2022年9月15日 04:00 ]

U18W杯1次ラウンド   日本2-9台湾 ( 2022年9月13日    エド・スミス・スタジアム )

<日本・台湾>左手首と左膝にテーピングを施し険しい表情で引き揚げる浅野(中央)
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 高校日本代表は13日(日本時間14日)、台湾に2―9で大敗し、1次ラウンドB組を4勝1敗で終えた。大会初黒星となり2位通過でのスーパーラウンド進出が決まった。また、「1番・左翼」の浅野翔吾外野手(3年=高松商)が左手首と左膝を負傷し途中交代した。14日(同15日)は試合がなく、15日(同16日)からスーパーラウンドが始まる。

 敗戦のショックに加えて、襲ったアクシデントの衝撃は大きかった。試合前までチームトップの打率・583を誇った浅野が守備で負傷。試合後は2カ所にテーピングをした痛々しい姿で現れた。

 「自分の守備にしても、投手の四球にしても、反省点の多い試合でした」。0―6の3回2死満塁での守備だった。左翼線の打球に飛びついたが捕れず、その際に左手首をひねった。裏の打席では見逃しで今大会初の三振。5回1死三塁ではライナー性の打球に捕球体勢に入ったが、芝生に足を取られてつまずき左膝にボールが直撃。「骨じゃなくて筋肉に当たった。たぶん打撲なので大丈夫です。手首は少し痛いけど大丈夫」と軽症を強調したが、5回の打席で代打を送られ退いた。

 試合は、前回大会王者の前に投手陣が崩れた。スーパーラウンドは1次ラウンドの結果が持ち越されるため、手痛い1敗。決勝へ確実に進むためには3戦全勝が求められる。浅野は病院へ行くかどうかは14日(日本時間15日)の様子を見て判断するという。ただ馬淵史郎監督も「8点差に開いたから下げたけど接戦ならいかせとった」と心配はしていない。高校通算68本塁打の日本No・1スラッガーは、世界一へ不可欠なピース。軽症であることを祈るしかない。

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2022年9月15日のニュース