鳥肌もの! ヤクルト村上が1人で試合を振り出しに戻す 0―2から35号、36号と2打席連発!

[ 2022年7月31日 20:45 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2022年7月31日    甲子園 )

<神・ヤ>9回1死、村上は同点の本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルトの主砲、村上宗隆内野手(22)が阪神戦(甲子園)で7回に2戦連発となる35号ソロを放ったのに続き、9回には2打席連発となる36号ソロ。たった一人で試合を振り出しに戻した。

 「4番・三塁」で先発出場。まずは0―2で迎えた7回だ。先頭打者として入った第3打席。“対村上用”にこの回から2番手として登板した左腕・渡辺に2球で2ストライクと追い込まれながら、1ボール2ストライクからの4球目、外角高めスライダーを捉えた。打った瞬間、それと分かる打球は広い甲子園の左翼スタンド中段に着弾。1点差に迫る貴重な一発だったが、村上は硬い表情のままダイヤモンドを一周した。打たれた渡辺はショックのあまり、マウンドにしゃがみこんだ35号。渡辺はここで降板となった。

 そして、1―2のまま迎えた9回だった。先頭の山田が捕邪飛に倒れ、1死走者なし。マウンドにはこの回から今季ここまで本塁打を1本も打たれていない阪神守護神の左腕・岩崎が上がっていた。だが、その初球だった。内角高め141キロ直球を今度は右翼スタンドへ。2点ビハインドから村上の2発で2―2の同点とした。

 右翼を守っていた相手主砲・佐藤輝がぼう然と見送った土壇場での同点アーチ。1本目は硬い表情だった村上もさすがにベンチに戻ると感情を爆発させ、主砲の衝撃的な2発にチームメートのボルテージも上がっていた。

 ▼村上 打ったのはストレート。まだ同点なので勝ち切れるように頑張ります。

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