阪神打線お祭り4回一気5安打5得点 糸原&梅野、打点そろい踏みなら負け知らず今季5戦5勝

[ 2022年7月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―3ヤクルト ( 2022年7月30日    甲子園 )

<神・ヤ>4回2死満塁、梅野は中前に2点適時打を放つ。投手小沢(撮影・北條 貴史)
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 4回、阪神打線が、ちょっとしたお祭り状態になった。3回まで無安打に封じられていた小沢から5安打5得点。立役者は、先発・才木のドラフト同期入団の糸原と、女房役の梅野だ。

 2死一、二塁で、まずは糸原が先制の中前打。決して会心の当たりではない。外角に落ちるフォークをバットの先端でしぶとく運び「才木が頑張っていたので、何とか先に点を取りたいと。僕らしいヒットかなと思います」と自画自賛した。

 投げられない苦しみを味わった16年ドラフトの仲間とヒーローインタビューを受け、「(才木は)手術を乗り越えてきているし、特別な思いがある。一緒にヒーローになれて、お立ち台に立てたことが同期としてうれしい」と喜んだ。

 梅野は2死満塁から中前へ2点打を放ち、リードを3点に広げた。才木を援護する一打に、塁上でガッツポーズをした。

 「読みうんぬんというより、四球の後だったので、来た球をしっかりゾーンに打ちにいこうと」

 糸原も梅野も直前の打者が四球で出塁し、ともに初球から積極的に仕掛けて適時打とした。2人がそろって打点を挙げると、これで今季5戦5勝。うれしいデータも、勝利を後押しした。

 上昇気流に乗った6月以降、チームは甲子園で20勝4敗、勝率・833という無類の強さを誇る。31日のゲームの後は高校球児に聖地を明け渡す。次に戻ってくるのは、8月30日の広島戦。その前に、得意の本拠地で、もう一つ、勝利を積み重ねる。(倉世古 洋平)

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