松坂大輔氏が少年少女に初指導 レッドソックスのユニ姿で「キャッチボールでも色々な練習できる」

[ 2022年7月31日 14:27 ]

 宮城県石巻市で行われた「MLB CUP」のベースボールクリニックで、ボールの握り方を教える松坂大輔氏
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 MLBジャパンが開催する小学生を対象とした野球大会「MLB CUP2022」が7月31日、宮城県石巻市で行われ、日米で活躍した松坂大輔氏(41=本紙評論家)が訪問した。決勝戦の一部解説を務め、マック鈴木氏とともに、出場選手とのベースボールクリニックも行った。

 昨年限りでの現役引退後、公の場で少年少女に野球を教えるのは初めて。出場した小学4年、5年生を相手に、キャッチボールでは「足を上げて真っ直ぐにステップする」「しっかりとグラブの芯で捕る」ことを伝え、「キャッチボールでも意識をすることで色々な練習ができる。グラブの芯で捕ることは、タイミングを図ること、打撃にも通ずる」と熱っぽく語った。

 松坂氏は「本当はもっと時間をかけて、色々なことを教えてあげたりしたかったですが、笑顔の子どもたちとふれあえることができて楽しかった。好きだ、楽しいという気持ちをずっと忘れずに、野球を続けていってほしい。みんな練習をコツコツ積み重ねて、今のポジションがあると思う。小さなことを続けることの大事さを知ってもらえたら」と語った。

 この大会も新型コロナウイルスなどの影響で、3年ぶりの開催となった。「僕も長く現役を続けられてきましたけど、どちらかといえば、苦しい思い、きつい経験をしていることの方が多い。僕から言えることは、みんな大変ですけど、決してあきらめることなく、自分の掲げた目標にたどり着けると。最後まであきらめずに(野球を)やり続けてほしいなと思います」と話した。

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