エンゼルス執念連敗阻止 大谷笑顔なき22号逆転3ラン…最後はニッコリ 両リーグ最多10個目申告敬遠

[ 2022年7月31日 13:11 ]

ア・リーグ   エンゼルス9ー7レンジャーズ ( 2022年7月30日    アナハイム )

<エンゼルス・レンジャーズ>勝利を決めマウンドのスタッシーのもとに笑顔で歩み寄る大谷(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が30日(日本時間31日)、本拠地アナハイムで行われたレンジャーズ戦に「1番・DH」で先発出場。3回に一時逆転となる22号3ランを放ち、4打数1安打3打点。チームは8回に3点差をひっくり返し、逆転の9-7で連敗を2でストップした。

 第1打席は左飛、第2打席では4試合ぶり22号本塁打を放った。2点を追う3回無死一、二塁から、レ軍先発で今季4勝7敗、防御率5.37の右腕オットーが投じた2球目、内寄りに来たチェンジアップをフルスイングして中越えへ逆転3ラン。26日(同27日)ロイヤルズ戦以来の一発となった。飛距離は424フィート(約129・2メートル)、打球速度は108マイル(約174・3キロ)、角度は33度。豪快な一撃を叩き込んだが、淡々とダイヤモンドを1周。ベンチに戻ってカウボーイハットをかぶせられてチームメートから祝福されても、まったく笑みを浮かべなかった。苦しいチーム状況もあってか、険しい表情にツイッターなどではファンから「笑顔がないのが気になる」「笑顔が見たい」などの声が上がった。

 直後の4回、先発のシルセスがセミエンに逆転3ランを浴びてリードを許した。大谷は第3、第4打席はともに中飛だった。

 それでもこの日のエンゼルスは終盤で執念を見せた。3点を追う8回、マーシュが12球粘って四球で出塁するなどチャンスを広げ、フレッチャーの左翼線適時二塁打で1点差に迫った。1死二塁から代打・スズキが空振り三振に倒れると、大谷に打席がまわったが相手は申告敬遠を選択。球場からはブーイングが起きた。それでも暴投で同点に追いつくと、レンヒーフォの右越え適時二塁打で勝ち越し。この回で一挙5点となった。9回はイグレシアスが2点のリードを守り切った。

 大谷も最後は安どの表情で笑みを浮かべ、ナインとハイタッチを交わした。

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