NZ代表主将が頬骨骨折で離脱 リーチの“宣言”が現実に ラグビー日本・NZ戦一夜明け

[ 2022年10月30日 11:08 ]

ニュージーランド代表のケーン(右)
Photo By 共同

 ラグビーのニュージーランド代表は38―31で勝利した日本代表戦から一夜明けた30日、羽田空港から離日し欧州へ向かった。11月の欧州ツアーでは5日にウェールズ、13日にスコットランド、19日にイングランドと対戦する。

 出発前には日本戦に先発したフランカーのサム・ケーン主将と、当日のメンバー変更で欠場していたフッカーのデーン・コールズのチーム離脱を発表。ケーンは試合中に頬骨にひびが入ったことが原因で、2人は直接ニュージーランドに帰国するという。

 ケーンを巡っては日本代表の6番で先発したリーチ・マイケル(BL東京)が、試合前日会見で「前回、彼にタックルされて肋軟骨が折れた。やり返したい」と18年3月のスーパーラグビーでの対戦時の出来事を引き合いに出して宣言。ケガの直接的な要因や場面は明らかではないものの、不幸にも予告通りの結果となった。

 後半39分の失点で4点差に迫られるなど、通算7度目の対戦で最少得点差となった試合内容については、ヘラルド紙(電子版)が30日までに「オールブラックスがかろうじて究極のショックを回避」などと辛辣(しんらつ)な見出しで報道。試合内容を厳しく論評する一方、日本代表に対しては「躍進的な勝利を首を長くして待つ必要がないと証明」と称えた。

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2022年10月30日のニュース