アメフト関大 DB金山が有言実行の2インターセプト「ターンオーバーがカギになると…」

[ 2022年10月30日 16:18 ]

関西学生アメリカンフットボールリーグ1部   関大26ー21立命大 ( 2022年10月30日    ヨドコウ桜スタジアム )

<立命大・関西大> 4Q、相手パスをインターセプトし、一本指を立てポーズを決める関西大・金山(左) (撮影・亀井 直樹)
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 ビッグゲームで、背番号0が最高の輝きを放った。立命大との全勝対決。関大ディフェンスのヒーローは、間違いなくDB金山将龍(4年)だった。

 関大が10点リードで迎えた第2Q4分過ぎ。立命大がQBを庭山大空(3年)から宇野瑛祐(3年)にスイッチしたのを見て、金山に予感が走った。「宇野選手はパスが得意。(14ー24で負けた)2年前の試合で、中央にパスを通されたイメージがあった」。警戒レベルを上げ、見事にキャッチしたボールが直後のFGを呼び込んだ。

 終盤までもつれた試合に終止符を打ったのも、副将だった。1点ビハインドの第4Q7分34秒に再びインターセプト。敵陣13ヤードからと絶好のポジションでオフェンスに攻撃権を渡し、逆転のTDが生まれた。

 「この試合はターンオーバーがカギになると言ってきて、自分がモメンタムを引き寄せるようなプレーができてうれしい」

 今季ここまでインターセプトがなく、首脳陣やチームメイトから「いつやるねん」と、いじられてきた愛されキャラ。全体練習後もグラウンドに残り、キャッチング練習を繰り返してきた。

 「努力が実を結んだのかな、と。練習に付き合ってくれた仲間にもお礼を言いたい」

 目立ちたいために、部史上で初の背番号「0」を志願した男は、感謝の気持ちを忘れないナイスガイだ。

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2022年10月30日のニュース