アメフト関大 QB須田が雪辱勝利に泣いた「目指すのは日本一。ここからです」

[ 2022年10月30日 19:03 ]

関西学生アメリカンフットボールリーグ1部   関大26ー21立命大 ( 2022年10月30日    ヨドコウ桜スタジアム )

<立命大・関西大> 1Q、先制のタッチダウンを決める関西大・須田(中央) (撮影・亀井 直樹)
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 関大QB須田啓太(2年)が感極まっていた。昨年1点差で敗れた立命大に逆転勝利。「(OLの)田川さんや向井さんが泣いているのを見て、つい…」。無意識に頬をつたう涙が1年前の悪夢を忘れさせてくれた。

 2年生の司令塔は確実に成長していた。先制点はギャンブルプレーで自ら走り込んだ6ヤードのTDラン。続くシリーズでファンブルし、相手に攻撃権を渡しても、インターセプトで自分を見失った昨年と同じ過ちを繰り返さない。

 「溝口に助けられた。あいつはホンマにすごいです」。安定感を欠いたパスを4度キャッチし、123ヤードをゲインした“相棒”を心から称えた。

 次節(11月13日)の関学大戦で勝てば、2010年以来となるリーグ優勝が決まる。甲子園ボウル出場は2009年が最後。「目指すのは日本一。ここからです」。ラン、パス、センス、ハートの強さと、だれもが才能を認めるエース。最強QBへの階段を力強い歩みで上っている。

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2022年10月30日のニュース