ゴルフ界に与えた勇気と希望 キンクミ11年ぶりVに祝福の声「頑張っていれば見られない景色なんてない」

[ 2022年10月30日 18:16 ]

<三菱電機レディース・最終日>優勝し笑顔を見せる金田久美子(撮影・西尾 大助)
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 単独首位で最終日を迎えた金田久美子(33=スタンレー電気)が、首位を守り抜き、初優勝した11年4月フジサンケイ・レディース以来、11年189日ぶりとなるツアー制施行(88年)後の最長ブランク優勝を果たし、18番グリーン上で大粒の涙を流した。

 約11年ぶりの優勝にゴルフ界からは祝福の声が続々とSNSで寄せられた。女子ゴルフの藤田光里(28=AKRacing)は「続けて頑張っていれば、見られない景色なんてない。くみさんの優勝でまた頑張ろうって思った本当におめでとうございます」と祝福。佐伯三貴(37=大倉)は「本当におめでとう。新幹線で嗚咽して泣いた」とメッセージを寄せた。

 堀琴音(26=ダイセル)は「くみさんおめでとうございます。勇気と感動を与えて頂きました。私も頑張ります」と投稿。上田桃子(36=ZOZO)は「おめでとうっ。もらい泣きしたー!!」と記した。

 大江香織(32=フリー)は「誰よりも練習熱心で、努力しているのを近くで見ていたから結果に出てくれて本当に嬉しい!」と祝福。大西葵(28=YKK AP)は「くみさん11年ぶり優勝おめでとうございます。感動した。違和感とモヤモヤばかりで嫌になってばかりだけど、やりつづければ良いこともあるのかもなぁってくみさんの優勝みて勇気もらえた」とつづった。

 近年はシードを失い、腰痛も抱えるが、コントロール重視のハーフショットなど冷静なマネジメントで難コースを攻略。初優勝から11年189日を経て、若手が台頭するゴルフ界で大人のキンクミが偉業を達成した。33歳でつかみ取った通算2勝目。復活を目指すベテラン勢にとって希望の光となった。

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