逆転Vの宇野昌磨「“これ”というのが見つかった」課題の連続トーループ成功

[ 2022年10月30日 11:39 ]

フィギュアスケートGPシリーズ・スケートカナダ最終日 ( 2022年10月29日    カナダ・ミシソーガ )

<スケートカナダ 男子フリー>演技をフィニッシュする宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 男子はSP2位だった昨季世界選手権優勝の宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリートップの183・17点をマークし、合計273・15点で逆転優勝を果たした。次戦は11月18日開幕の第5戦NHK杯(札幌)に出場する。

 序盤のループ、サルコー、フリップの4回転は減点となったが、SPでミスの出た課題のトーループの4回転―3回転に成功。「今日の演技はショートプログラム同様、練習がしっかり出た。4回転トーループが1日で、次につがなる“これ”というのが見つかった。次のNHK杯に向かって練習が積める」と手応えを口にした。

 昨季は北京五輪の団体個人2つのメダルを獲得し、世界選手権を初制覇。それでも「変わったところはない。昨年の後半は凄くいい練習ができたと思えている。引き続き、続けていった先にもっと成長した自分がいると考えている」と言う。「最近、試合で練習以上をやろうとしない。仮に練習が以上できても、その場限りの演技。試合につながる練習をするためにも、いつも通りを心がけている」。自然体を貫いてさらなる高みを目指していく。

続きを表示

2022年10月30日のニュース