西山真瑚、2年半ぶりシングル挑戦も26年ミラノ五輪は「アイスダンスで本気で目指す」

[ 2022年9月30日 21:40 ]

フィギュアスケート東京選手権第1日 ( 2022年9月30日    東京・ダイドードリンコアイスアリーナ )

<フィギュアスケート東京都選手権 男子SP>演技する西山真瑚(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 男子SPが行われ、アイスダンスで20年ユース五輪団体戦金メダルの西山真瑚(早大)は74・36点で、10月1日のフリーに進んだ。19年全日本ジュニア以来2年半ぶりのシングル挑戦。フリップ―トーループの連続3回転ジャンプなどを降り、巧みなエッジワークでも見せた。

 練習拠点は五輪連覇でプロ転向した羽生結弦さんと同じカナダ・トロントの名門クリケットクラブだったが、コロナ禍やウクライナ情勢による家庭の事情により帰国。現在はアイスダンスのパートナーを探しながら、シングルの練習に励んでいる。

 「やっぱりミラノ五輪はアイスダンスで本気で目指したい」と語る。日本ではアイスダンスの練習環境が整備されておらず、今季でシングルに区切りを付け再びカナダへ向かうという。現在はリフト技などのための上半身強化などを行っている。「自分がシングルをやるのは残り少ないので思い切り楽しみたい。(シングルに)区切りをつけるので最後は思い切り楽しみたい」と話した。

 「アイスダンスができないのは苦しい経験。やっぱりアイスダンスで表現するのが好き」。そんな思いを抱えていた時期が北京五輪や世界選手権と重なり、アイスダンサーたちの演技を見つめると、改めて「この舞台に立ちたいと強く思った」という。クリケットクラブの先輩でもある羽生さんからも学び続けており「これからも新たな羽生くんに向けて挑戦する姿を見て、新しい西山真瑚になれるように先輩を見習って挑戦し続けたい」と前向きに語った。

続きを表示

2022年9月30日のニュース