中島 2差3位の好発進「最高のスタートできた」同学年の蝉川から刺激

[ 2022年9月30日 05:20 ]

男子ゴルフツアー バンテリン東海クラシック第1日 ( 2022年9月29日    愛知県 三好CC西C=7300ヤード、パー71 )

8番、バンカーショットを放つ中島(撮影・井垣 忠夫)
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 今大会がプロデビュー2戦目となる前世界アマチュアランキング1位の超大物新人、中島啓太(22=フリー)は6バーディー、2ボギーの67で回り、首位に2打差の4アンダー、3位の好発進を決めた。プロ7年目の岡田絃希(げんき、25=日本植生)が6アンダーで自身初の首位。アマチュア優勝を目指す岡田晃平(20=東北福祉大3年)が首位に3打差の3アンダー、7位につけた。

 極度の緊張から48位に終わった先週のパナソニック・オープンとは別人。アマ世界最高の称号、マコーマックメダルを史上初めて2年連続で受賞した中島がプロ2戦目でその本領を見せた。

 「最高のスタートができましたし、耐えるところは耐えながらバーディーをたくさん取れたので良かった」

 10番からいきなり3連続バーディーを奪う会心の滑り出し。12番ではグリーン左バンカーからの第3打を30センチに寄せる快打でファンを沸かせた。先週のプロデビュー戦初日に中島の組についた観衆は悪天候もあって約30人だったが、石川遼、地元愛知出身の桂川有人と同組だったこの日は約200人の観衆がその動向を注視。そんな中、「たくさんの方に見ていただく方が好きなので」と高い集中力を発揮し、終盤6番からは2メートル以上を3連続でパターで沈めてパーとしピンチをしのいだ。

 プロデビューした先週から日体大の1年先輩でもある河本力と夏場に減った体重を戻すため連夜の焼き肉トレ。「支払いはじゃんけんで決めてます」とアマ時代とは違うプロ生活を楽しんでもいる。今週は米ツアー3勝の丸山茂樹を支えた杉沢伸章キャディーと新コンビ。先週、昨年の中島に次ぐ史上6人目のアマ優勝を果たした同学年の蝉川泰果の存在も刺激に「2勝目を最初に挙げるのは自分」と中島らしいゴルフを展開している。

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2022年9月30日のニュース