八村 30日ウォリアーズ戦へ「楽しみ。オフェンスでもディフェンスでもリバウンドでも活躍見せたい」

[ 2022年9月30日 05:30 ]

フリースローの練習を行うウィザーズ・八村(撮影・木村 揚輔)
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 来月開幕するNBAのプレシーズンマッチが、30日と来月2日にさいたまスーパーアリーナで行われ、ウィザーズが昨季王者ウォリアーズと対戦する。29日は都内で両チームが練習を行った。加入4季目の八村塁(24)はウィザーズの一員として初の凱旋試合。日本での試合は1次リーグ敗退した昨夏の東京五輪以来となる。昨季から約4・5キロ減量したシャープな体で、激しい定位置争いが待つシーズンに向けたスタートを切る。

 ラスト30分が公開されたプレシーズンマッチの前日練習。シャープな顔つきになった八村はチームメートと言葉を交わしながらリラックスした様子でフリースローなどを行った。プロ1年目から所属するウィザーズで迎える4年目のシーズン。在籍11年目のエース・ビールに次ぐ2番目の古参選手となり「ウィザーズの一員として日本で試合ができる。凄く楽しみ。オフェンスでもディフェンスでもリバウンドでも、いろんなところで活躍を見せたい」と意気込んだ。

 プロ1、2年目は新型コロナの影響で試合数が減り、昨季は個人的な問題でチーム合流が遅れてシーズン前半を欠場した。自身初の82試合のレギュラーシーズン完走に向け、今オフからバランスの取れた食事や良質な睡眠を意識。関係者は「プロ入り後は徐々に体を大きくしてきたが、このオフに10ポンド(約4・5キロ)ぐらい絞った」と明かした。

 今季のチームはビール、ポルジンギス、クーズマが軸となる見通しで、その他の選手は激しい定位置争いが予想される。パワーフォワードが主戦場の八村はクーズマとポジションがかぶるが、クーズマはスモールフォワードでもプレーできるため、アピール次第では先発定着の可能性もある。凱旋試合で長いプレー時間が期待できる日本での2試合は好機で「まだチームもどういう感じになるか探っている段階なので、長所を見せたい」と意気込んだ。日本滞在中、チームメートには「鉄板焼き」を振る舞う予定。日本をイメージした鶴の描かれたシューズで昨季NBA王者との2試合に向かう。 

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2022年9月30日のニュース