羽生結弦さん「日本と中国の方々にも最高の演技を届ける」国交正常化50周年式典で中国語も披露

[ 2022年9月30日 05:30 ]

会場に手を振る羽生結弦さん(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート男子でプロ転向した羽生結弦さん(27)が29日、東京オペラシティで行われた「日中国交正常化50周年記念式典」に特別出演した。日中両国のファンから愛されていることが理由で招かれ、濃紺のスーツに赤のネクタイ姿で中国の伝統楽器、二胡(にこ)演奏者のチャン・ヒナさんと登壇。「9月29日は日本と中国が国交正常化した記念すべき日です。僕も仙台から、このような式典に参加できて本当にうれしく思っています」と祝辞を述べた。

 羽生さんは今年2月に自身3度目となる北京五輪に出場。超大技4回転半ジャンプに挑んだ姿は、日中の人々の記憶にも刻まれている。「中国の方々の親しみやすさと温かさに触れてきました。皆さんの応援を力に背中を押していただきました」と改めて感謝の思いを口にした。

 7月にはプロスケーターとして再出発。「これからも現役として4回転半ジャンプに挑戦していきます」とプロとしての覚悟を伝え「もっと日本と中国の方々にも最高の演技を届けられるように頑張っています」と意気込みを語った。

 「ちょっとだけ覚えたので」と切り出し、中国語も披露。羽生さん27歳、チャン・ヒナさん24歳で合計すると51歳になると説明し、最後は日本語で「これから5時間ほどで日中国交正常化から51周年の初日を迎えます。これから50年も共に力を合わせて頑張っていきましょう。加油(頑張ろう)!」と結んだ。

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