ジャンボ尾崎の弟子 19歳ルーキー佐久間朱莉が上位で初の予選通過確実に「バーディー取れて良かった」

[ 2022年9月30日 15:08 ]

女子ゴルフ 日本女子オープンス第2日 ( 2022年9月30日    千葉・紫CCすみれ )

 5打差の9位から出たルーキーの佐久間朱莉(19=大東建託)が、72で回り通算イーブンとスコアをまとめた。午前組がホールアウトした時点で順位は9位につけている。

 「今日は結構、フェアウエーキープができました。フェアウエーからセカンドを打つことができたのは良かったです。もったいないミスもあったのですが、たくさんバーディーを取れて良かったです」

 女子ゴルファー日本一を決める大会。ビッグトーナメントにふさわしく、距離があってフェアウエーが狭く、ラフが深いタフなセッティングに多くの実力者が苦しめられている。

 その中で佐久間は2番で残り150ヤードからの7Iの第2打を2メートルに乗せ、バーディーを奪う幸先の良い滑り出し。直後の3番で第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、これが目玉になる不運でダブルボギーを叩いた。それでも4番ですぐにバーディーを奪って盛り返す。

 その後も3バーディー、3ボギーと出入り激しいゴルフとなったが、我慢のゴルフで耐え抜いた。

 「何とかか耐えられたかなという感じでした」

 原英莉花や西郷真央らと同じジャンボ尾崎の門下生で、昨年6月のプロテストをトップ合格で突破したホープ。今季は4月のヤマハ・レディース葛城で9位に入るなど年間ランクも42位と来季のシード権を確保できるポジションにつけている。

 刺激なっているのが、同期生の存在だ。子供の頃から知っている岩井姉妹の妹・千怜はNEC軽井沢72でツアー初優勝を飾ると、翌週のCATレディースも制し、史上3人目の初優勝からの2種連続Vをマークした。

 「(千怜とは)小さい頃から一緒にやってきたので、2週連続優勝はうれしかったし、悔しかったので私も早くその場に行きたいと強く思います」

 日本女子オープンは通算5度目の出場。アマ時代に出た過去4回はいずれも予選落ちを喫したが、その頃とは別人のようなプレーを大舞台で披露している。着実な成長を感じさせるこの2日間のラウンドだ。

 「大会前の目標は予選通過とトップ10でした。予選を通過できたら次はトップ10、優勝争いを目標に頑張りたいです」と意気込みを語っていた。

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2022年9月30日のニュース