世界基準の飛ばし屋・河本力が22位から5位も「パットの下手さが目立ちすぎて」と不満

[ 2022年9月30日 16:20 ]

<バンテリン東海C・第2日>2番、ティーショットを放つ河本力(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのバンテリン東海クラシック(賞金総額1億1000万円、優勝賞金2200万円)は30日、愛知県みよし市の三好CC西C(7300ヤード、パー71)で第2ラウンドを行っている。

 首位に4打差の22位からスタートした世界基準の飛ばし屋・河本力(22=フリー)が5バーディー、1ボギーの67とスコアを伸ばし、首位に5打差の通算6アンダー、5位グループでホールアウト。8月のKBCオーガスタに続くツアー2勝目へ一気に順位を上げてきた。

 「凄いショットが良かった分、パットの下手さが目立ちすぎて、フラストレーションが溜まる一日でした」

 出だしの1番(425ヤード)から最大の武器である1Wがさく裂。360ヤード超えのショットでフェアウエーど真ん中を捉え、残り70ヤードの第2打を60度のウエッジで30センチに寄せてお先にタップインするOKバーディー。好調なショットを背景に5バーディーを奪ったが、17番パー4(425ヤード)ではピン奥から2メートル、最終18番パー4(470ヤード)ではピン左から3メートルのバーディーパットを外すなどビッグスコアにつながるチャンスを逃した。
 
 「自分の思ったストロークはできてるのにラインが読めてない。凄い悔しいです。あと四つ、五つ伸ばせるようになんないと次のステップに行けないし、成長はないので」

 直近の目標は日本で開催される唯一の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(10月13~16日、千葉・アコーディア習志野CC)への出場権を獲得すること。そのためには次週、バイ・ザ・プレーヤーズ(10月6~9日、群馬・ザ・レーサム)終了時点の賞金ランキング8位以内に入らなくてはならない。現在の書金ランキングは17位でボーダーラインとなる8位星野陸也(26=興和)とは1813円4357円差。この大会でツアー2勝目を挙げれば、初の米ツアー出場へ一気に視界が広がる。

 この日63のビッグスコアを出して7位から単独首位に踊り出た桂川有人(23=スポーツ振興協会)とは5打差。平均パット数1・7671(48位)のパッティングをどう修正するか。ドライビングディスタンス326・58ヤード(1位)の飛距離同様、注目される。

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2022年9月30日のニュース