【世界陸上】田中希実 女子800メートルは予選敗退「ラストに差し掛かったところで動きが全然違った」

[ 2022年7月22日 09:52 ]

陸上・世界選手権第7日 ( 2022年7月21日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

世界陸上・女子800メートル予選6組に出場した田中希実(AP)
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 女子800メートル予選が行われ、田中希実(22=豊田自動織機)は6組で、2分03秒56の7位で準決勝進出はならなかった。今大会は1500メートル、5000メートルと合わせて個人3種目にエントリー。2種目で予選を突破したが、全3種目の予選突破にはあと一歩届かなかった。

 序盤は先頭集団に食らいつき、徐々に追い上げたが、ラスト200メートルで引き離されてゴールした。

 レース後、田中は「皆さんがタメをつくっている時に追いつくことはできたので、800メートルの中でそもそも追いつけるかどうかというスピードしかないんですけど、一瞬でも歩調を合わせることができたんですけど、ラストに差し掛かったところで動きが全然違ったかなと思う。そこは今後の課題というか、やっぱりタイムもせっかくのメンバーの中で走ったので、中途半端なタイムだったかなと思います」と振り返った。大会最後のレースとなる23日(日本時間24日)の5000メートル決勝に向けては「3種目に挑戦したことが自分にとってよかったと思えるような終わり方をしたいなと思います」と話した。

 15日(同16日)の1500メートル予選を皮切りに、16日(同17日)に1500メートル準決勝(決勝進出ならず)、そして前日20日(同21日)には5000メートル予選(決勝進出)を走り、これで4レース目。持ち味の粘りのある走りを見せることはできなかった。

 これで残るは、23日(同24日)の5000メートル決勝のみ。初のシニア世界大会出場となった前回の19年ドーハ大会でも決勝進出(14位)している種目で入賞に挑む。

 ◇田中 希実(たなか・のぞみ)1999年(平11)9月4日生まれ、兵庫県小野市出身の22歳。市場小―小野南中を経て西脇工へ進み、3年連続で全国高校駅伝の1区を走る。同志社大では陸上部に入らず、当初はND28アスリートクラブで活動し、チーム解散後に豊田自動織機で活動。女子1000メートル、1500メートル、3000メートルの日本記録保持者。U20世界選手権3000メートル競走金メダリスト。2020年東京オリンピック1500メートルで8位入賞。愛称は「のん」。趣味は読書。1メートル53、41キロ。

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