自身初の地元北海道V目指す小祝がパットの適当打ちとウエッジの古江流で3位←9位

[ 2022年7月22日 17:49 ]

<大東建託いい部屋ネットレディス2日目>11番、ティーショット前に笑顔を見せる小祝(撮影・会津 智海)
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 女子ゴルフの大東建託・いい部屋ネット・レディース(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)は22日、北海道札幌市の滝のCC(6560ヤード、パー72)で第2ラウンドを行った。

 首位に2打差の9位からスタートした地元北海道出身の小祝さくら(24=ニトリ)は6バーディー、ノーボギーの66をマークし、首位に4打差の通算10アンダー、3位まで順位を上げた。首位に1打差の3位からスタートした同じ北海道出身の菊地絵理香(34=フリー)が通算14アンダーで単独首位に立っている。

 「ノーボギーだったし、前半と後半で三つずつバーディーが取れたので、バランスのいいゴルフができたと思います。ボギーになりそうなパットを決めることができたのが良かったです」

 出だしの10番パー5(520ヤード)で5メートル、続く11番パー3(165ヤード)では12メートルのバーディーパットを沈めて波に乗った。ショットのミスが出た16番パー4(380ヤード)では3メートル、18番パー4(410ヤード)でも4メートルのパーパットを沈め、課題のパットで窮地を切り抜けた。

 「考えすぎてもいいことがないので一つ心掛けていること以外は結構、あっさりな感じでパパパッと打つようにしてます」

 シーズン終盤戦まで賞金女王争いを繰り広げた昨季は8位(1・7874)だった平均パット数が今季は34位(1・8162)まで悪化。そこで2週間前からインパクト後、パターヘッドが内に入る悪癖を矯正するためフォローだけでストロークするパッティング練習を始めた。実際の試合でも意識しているのはこの1点のみ。それ以外は「適当」というアバウトな意識が好調なパッティングを生み出している。

 新ドリルを始めたのと同じ2週前のニッポンハム・レディースで今季から米ツアーを主戦場としている古江彩佳(22=富士通)と予選2日間を同組で回った。それ以来「ああいうふうに打てたらいいなあ」とウエッジ・ショットの際、力感なく静かに切り返す古江流を取り入れている。残り100ヤードを50度のウエッジで2メートルに寄せた14番パー5(605ヤード)の第3打ではこの古江流が生きた。

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2022年7月22日のニュース