【世界陸上】女子5000メートル・田中希実 粘って9着タイムで決勝進出

[ 2022年7月22日 03:30 ]

陸上・世界選手権第6日 ( 2022年7月20日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

女子5000メートル予選を終え、手を振る田中希実
Photo By 代表撮影

 女子5000メートル予選には田中希実(22=豊田自動織機)が出場し、15分0秒21で2組9着となり、タイムで拾われて決勝に進んだ。

 最後は倒れ込むほど力を出し尽くし、田中が女子5000メートルで決勝進出を決めた。5番手あたりでレースを進めるも、徐々にペースアップする集団についていけない。2組9着。タイムによって通過が決まり「ラスト600メートルで限界が来ていて…。“粘れ、粘れ”と言い聞かせていた。決勝の権利を得られたことは良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 日本人で初めて個人3種目に挑戦している今大会。最も得意とする1500メートルは既に準決勝で敗退し、5000メートルには少なからず重圧があった。「タイムも出なかったのは悔しいけど(日本時間24日の)決勝はプレッシャーから解放されて走れる。きょう楽しめなかった分、次は楽しみたい」。その前に女子800メートル予選、準決勝が待つ強行軍を22歳が、最後まで走り抜く。

続きを表示

2022年7月22日のニュース