マススタート・菜那 女子初連覇は“ぶっつけ本番”に 妨害、転倒…不本意2レースの思いぶつける

[ 2022年2月19日 05:30 ]

調整する高木菜那(奥左)
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 北京五輪スピードスケート最終種目の女子マススタートは19日に1回戦、決勝が行われ、前回覇者の高木菜那(29=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(25=ANA)が出場する。冬季五輪の日本勢の連覇はフィギュア男子の羽生結弦(14年ソチ、18年平昌)、スキー複合男子団体(92年アルベールビル、94年リレハンメル)の2例だけ。女子史上初の快挙を目指す高木菜はこの種目は20年3月のW杯最終戦を最後に2年近くレースから遠ざかっており、ぶっつけ本番となる。

 7日の1500メートルは同走した中国選手に進路を阻まれて失速する不運もあり8位。15日の団体追い抜き決勝はゴール目前で転倒して連覇を逃した。ともに出場する佐藤との連係で頂点を狙う今大会最後のレース。不本意な結果に終わった2レースの思いもぶつける。五輪史に残る活躍を見せた妹・高木美の存在にも刺激を受けており「2年間一度もやっていないので、どこまでできるか分からないが、力を合わせてメダルを獲りにいきたい」と意気込んでいる。

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