ノルディック複合の次世代エース・山本 4年後「自分の目指すべきところは金メダル」

[ 2022年2月19日 05:30 ]

ノルディックスキー複合男子団体で獲得した銅メダルを手にする(左から)渡部暁斗、山本涼太、渡部善斗、永井秀昭
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 北京五輪ノルディックスキー複合団体で94年リレハンメル大会以来、28年ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得した日本の渡部暁斗(33=北野建設)、渡部善斗(30=同)、永井秀昭(38=岐阜日野自動車)、山本涼太(24=長野日野自動車)が18日、メダル授与式に出席した。個人ラージヒルに続く銅メダルの渡部暁は「個人のメダルよりも、みんなで獲りたい気持ちが強くなった。複合の未来において、若い選手が団体戦でメダルを獲ったことは、いい経験になった」と振り返った。

 団体戦の後半距離でアンカーを務めた次世代エースの山本は銅メダルを手に「かけることはできないが、亡き父にメダルを見せたい。仏壇に飾りたい」としんみり。元複合選手の父・直鋭(なおえ)さんは北野建設に所属し、全日本選手権で優勝。引退後は地元で指導者として活動し、5年前に50歳で亡くなった。4年後に向け「自分の目指すべきところは金メダルと再確認した」と熱く語った。

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2022年2月19日のニュース