ロコを支える“最高の控え”石崎琴美 その言葉から浮かび上がるチームの個性とは

[ 2022年2月19日 11:00 ]

北京五輪第16日 ( 2022年2月19日 )

ロコ・ソラーレの(右から)石崎琴美、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花
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 カーリング女子で18年平昌五輪銅メダル、世界ランク7位の日本(ロコ・ソラーレ)は、20日午前10時5分から英国と決勝を戦う。

 銀メダル以上を確定させたことで、フィフス(控え)の43歳・石崎琴美は冬季五輪の日本勢で最年長のメダリストとなった。

 石崎は02年ソルトレークシティー、10年バンクーバー五輪に出場。ロコが銅メダルを獲得した18年平昌など解説者として外から見つめていたが、メンバーの熱意に押され、20年9月にロコに加入した。

 大会ではデータの分析に加え、深夜に行われるストーンチェックに参加。ストーンの情報をメンバーに伝える重要な役割を担う。北京の公式記録では投じたストーンはゼロだが、チームに欠かせない存在だ。

 石崎のチームメート評からはロコの個性が浮かび上がってくる。

 リード吉田夕梨花については「気持ちの安定がパフォーマンスの安定につながっている。一番年下とは思えない落ち着きがある」。セカンド鈴木夕湖は「いつも変わらないことがありがたい。チームの雰囲気作りに一役買ってくれている」とする。

 サード吉田知那美については「一番、言葉でチームを引っ張ってくれた存在。大きい試合になればなるほど、肝が据わってくる」とし、負けず嫌いで知られるスキップ藤沢五月を「優しい性格。とにかく面倒をみてくれる、私の面倒も!人としての許容範囲が広い」と表現した。

 北京での戦いも20日の決勝を残すのみ。最後の瞬間まで、変わらぬ献身サポートを続ける。

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