飯田初の大会2勝ならず…夏の野球部引退後に加わった小池の魂のタックルに小林監督「感動した」

[ 2021年12月30日 16:36 ]

全国高校ラグビー2回戦   飯田0―38目黒学院(東京) ( 2021年12月30日    花園ラグビー場 )

<目黒学院・飯田> 敗戦に肩を落とす飯田フィフティーン(撮影・大森 寛明)
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 飯田は目黒学院(東京)に0―38で敗れ、初の大会2勝はならなかった。前半6分に先制された後、約14分に渡ってボールを保持。得意のモールで何度も勝負にいったが、フィジカルで勝る相手を押し切れなかった。WTB近藤皓哉(2年)が前半21分、ロック矢島陽彦(2年)が前半終了で負傷交代。後半防戦一方となった。

 近藤は県予選後の練習試合で膝の前十字じん帯を断裂。28日の1回戦・富山第一戦は欠場していた。小林克監督(27)は目に涙を浮かべながら「試合には出せないと思っていたが、本人が“絶対出たい”と頑張ってリハビリをし、何とかフィールドに立てた。あの時間で限界でした」と説明。矢島は1回戦で足首を捻挫していた。

 部員17人から2人を失いながらも、闘志は失わなかった60分間。矢島と交代したのは夏の野球部引退後に加わった小池大誠(3年)で、小林監督は「ナイスタックルがあった。感動した」と称えた。残る1、2年生は7人。FB北沢綜太主将(3年)は「部員を集めてまた花園に戻ってほしい」と話した。

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