【富士山女子駅伝5区】拓大・不破聖衣来が区間新!驚異の10人抜きで2位に「役割は果たせた」

[ 2021年12月30日 11:33 ]

全日本大学女子選抜駅伝競走「富士山女子駅伝」 ( 2021年12月30日    静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場=7区間、43・4キロ )

拓大の5区・不破聖衣来(1年)
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 全日本大学女子選抜駅伝競走「富士山女子駅伝」は30日、静岡県富士宮市・富士山本宮浅間大社前から富士市・富士総合運動公園陸上競技場までの7区間、43・4キロで行われ、最長区間の5区(10・5キロ)で、拓大のスーパールーキー・不破聖衣来(せいら、1年)がこれまでの記録を2分近く更新する驚異の区間新を叩き出した。

 トップと2分22秒差の12位でタスキを受けると、日本インカレ1万メートル優勝の大東文化大・鈴木優花(4年)とともに快調なペースで飛ばした。3キロ過ぎに鈴木を置き去りにし、次々と前方の走者を追い抜き、17年に関谷夏希(大東文化大)が記録した34分17秒の区間記録を更新する32分23秒の区間新記録をマークした。トップの名城大との差は1分13秒に詰めた。

 不破はレース後「チームの8位入賞の目標に向けて、自分の役割は果たせたと思う。でも自分でトップに出るっていう目標もあったので、そこが達成できなかったのはすごい悔しいです。途中すごくきつくなって、少しペースが落ちたんですが、今まで走って来てくれたメンバーやこの先で待ってるメンバーのことを思ったらここで落ちしちゃいけないと思って力が入りました」と話した。

 不破は、10月の全日本大学女子駅伝は5区(9・2キロ)で28分0秒と区間記録を1分14秒も塗り替える区間新で区間賞。11月の東日本女子駅伝でも最終9区(10キロ)で区間賞の走りを見せて逆転優勝のゴールテープを切った。そして、12月11日の記録会では、1万メートルで日本歴代2位の30分45秒21をマーク。走る度に快記録を叩き出しているスーパールーキーは、富士山駅伝でも期待通りの走りを披露した。

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2021年12月30日のニュース