原点回帰で新リーグ初代王者へ　リーチ「シンプルに」ラグビーリーグワン

オンライン取材に応じるリーチ・マイケル（東芝ブレイブルーパス東京提供）
Photo By 提供写真

　ラグビーリーグワン・BL東京のリーチ・マイケル（33）が30日、来年1月8日の開幕節・東京SG戦（東京・味の素スタジアム）に向けてオンラインで取材に応じ、「優勝することが目標。シンプルにゲームをした方が東芝（BL東京）らしいゲームができる」と原点回帰で新リーグに臨む意気込みを示した。

　今年5月まで行われたトップリーグは最多タイの通算5度制覇。しかし最後の優勝は10～11年シーズンで、近年は上位争いに絡めていなかった。リーチ自身、11年4月の入団以来、チームで優勝経験はいまだなし。そこで就任3季目のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチの下で目指したのが、一時代を築いた時代のコンタクト重視のプレースタイル。開幕戦の前哨戦となった東京SGとの練習試合でも勝利を収めるなど手応えを得ており、リーチも「昔からのライバルチーム。激しくやってきた。自信を持って開幕を迎えたい」と話した。

　リーチ個人としても今秋から日本代表で主将を外れ、個人にフォーカスしたことでパフォーマンスを取り戻しつつある。「フィットネス、ウエートの数値が全部上がって、いい形で開幕を迎えられる。バックローのレベルが上がっているので、まずは（ポジションを）勝ち取りたい」と意気込んだ。