東福岡、強っ 優勝候補筆頭が今大会最多の81得点で大勝発進 全国制覇は目標ではなく「MUST」

[ 2021年12月30日 13:55 ]

全国高校ラグビー2回戦   東福岡81ー0専大玉名 ( 2021年12月30日    花園ラグビー場 )

<東福岡・専大玉名>前半 右スミにトライする東福岡・武田(左)(撮影・成瀬 徹) 
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 5大会ぶり7度目の頂点を狙う東福岡が初戦で13トライ、今大会最多の81点を挙げ、西の横綱の力を見せつけた。

 春の選抜大会を制し、県予選は全4試合で80点差以上をつけ、無失点だった。高校日本代表候補も10人を数える「銀河軍団」だが、この日は激しいチーム内競争からポジションを手にしたWTB高平がそのスピードをアピールした。

 前半6分に22メートルライン付近のラックからの左展開で空いているスペースに切り込んでトライを決めると、同26分にも2度目のトライ。さらに後半23分、同28分にもそれぞれタッチライン沿いを走り抜いて計4トライ。県大会後の練習、練習試合で認められ、メンバー入りを果たした高平の必死さが、東福岡の底力を証明していた。

 新チーム結成時に全国制覇は「MUST」とし、そのためには「覚悟」が必要だとスローガン「MUST 覚悟」を定めた。藤田監督も「誰が出ても、今年は均等の力がある。それだけの準備はしてきた」と花園の頂点を見据えていた。
 

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2021年12月30日のニュース