史上6校目の3連覇へ 桐蔭学園が快勝発進 「トライゲッター」矢崎が会心2トライ

[ 2021年12月30日 11:34 ]

全国高校ラグビー2回戦   桐蔭学園64ー0昌平 ( 2021年12月30日    花園ラグビー場 )

<桐蔭学園・昌平> 後半、桐蔭学園・矢崎はトライを決める(撮影・大森 寛明)
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 史上6校目の3連覇を目指し、シード校の桐蔭学園が昌平との関東対決で10トライを奪い、64―0で圧勝した。

 前回大会で1年生ながら7トライを記録し、全国制覇に貢献したFB矢崎は50メートル6秒2のスピードを生かし、初戦から見せ場を作った。後半2分に右サイドを突破すると、WTB森田とのリターンパスで相手ディフェンスをかわしてトライ。15分にも同じパターンでリターンパスからトライを決め、花園通算9トライに記録を伸ばした。「3連覇は簡単ではない。ひとつひとつ目の前の試合を勝って、次につなげるように意識している」と矢崎は前を向いた。

 コロナ禍で練習時間や実戦が制約を受ける中、東の横綱はチーム作りが思うように進まずに苦しんだ。春の選抜大会では決勝で東福岡に敗れ、6月の関東大会も初戦敗退。タイトルがないまま花園を迎えた。藤原秀之監督も「3連覇できるような練習はできなかった。まず1試合1試合やれることをやっていくだけ」と後半からFW第1列、ハーフ団を交代し、戦いながら個々の能力をチェックした。「最初が大事なので、ひとつ落ち着いた」と藤原監督。花園で戦いながら、王者は強くなる。

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2021年12月30日のニュース