常翔学園 史上3校目の通算100勝目へ 30日に挑戦するSO仲間「過去の先輩方が積み重ねくれた」

[ 2021年12月30日 05:30 ]

ラグビー大阪府大会で、タックルを受けながらも右中間にトライを決める常翔学園・仲間航太(撮影・成瀬徹)

 第101回全国高校ラグビー大会(花園)は30日、シード13校が登場して2回戦16試合が行われる。

 Bシード常翔学園(大阪第1)は、前校名の大工大高時代を含めて、ここまで大会通算98勝。日本航空石川を1回戦で退けた中部大春日丘(愛知)に勝てば、史上3校目の大台100勝に王手がかかる。司令塔のSO仲間航太(3年)は、「過去の先輩方が一つ一つ積み重ねたことで、僕らが100勝という節目に挑戦できる。それを101、102…と伸ばして、次の世代につなげたい」と日本一を目指す。

 最終学年を迎えて絶対的なエースになった。責任感から自ら仕掛ける回数が増え、トライの数も飛躍的に伸びた。最も大きな変化はキックだ。利き足の右とそん色なく左でも蹴れる。チームメートに毎日、キック練習をスマホで撮影してもらいながらフォームを繰り返し確認。地道な時間を積み重ねて、両利きキッカーになった。

 身長は1メートル65。3年間、変わっていないが「昨年から1センチ伸びた。ぼく、ちょっとずつ伸びてるんで」と笑わせた。身長はわずかに伸びただけだが、大会屈指のテクニシャンのプレーの幅はものすごく広がっている。

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2021年12月30日のニュース