元日の高校ラグビーはこのカードに注目だ! 仰星VS報徳、国学栃木VS流経柏 白熱必死の8試合

[ 2021年12月30日 17:55 ]

<東海大大阪仰星・光泉カトリック> 前半、東海大大阪仰星・増山はトライを決める(撮影・大森 寛明)
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 第101回全国高校ラグビー大会は30日に2回戦16試合を消化し、ベスト16が出揃った。Aシード3校、Bシード10校が順当に勝ち残り。シード校が激突する元旦の3回戦は、お屠蘇気分を吹き飛ばす熱戦が展開されそうだ。

 4大会ぶり6度目の日本一を狙う東海大大阪仰星(大阪第2)は、ノーシードながら、勢いのある報徳学園(兵庫)を迎え撃つ。報徳学園は1回戦で茗渓学園(茨城)、2回戦で仙台育英(宮城)と実力校を連破。バックス5人の50メートル走平均タイムは6秒06と大会でもトップクラスで、スピードでかき回して相手のリズムを崩せば、ジャイアントキリングも期待できる。

 国学院栃木と流通経大柏(千葉)の「関東勢対決」も興味深い。6月の関東大会決勝の再現。そのときは国学院栃木が19-0で勝利している。手の内を知る者同士の対戦だけに、接戦から思わぬドラマで決着がつく可能性は高い。

 優勝候補筆頭の呼び声高い東福岡は、ノーシードの目黒学院(東京第2)の挑戦を受ける。3連覇を目指す桐蔭学園(神奈川)は同じくノーシードの尾道(広島)、勝てば通算100勝の常翔学園(大阪第1)は石見智翠館(島根)とそれぞれ激突する。

 実力校が揃う元旦決戦。熱き戦いに胸躍る年初になりそうだ。

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