ロコ・ソラーレが白星発進 「クセのあるアイス」に苦戦も「我慢強く戦えた」

[ 2021年12月11日 19:26 ]

カーリング北京五輪最終予選第1日 ( 2021年12月11日    オランダ・レーワルデン )

ロコ・ソラーレの(右から)石崎琴美、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花
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 女子1次リーグで18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレは、イタリアを11―6で下して初戦を飾った。

 スキップの藤沢五月のショットの精度が上がらず、5エンド終了時点で4―4の同点。第6エンドは不利な先攻だったが、イタリアのラストショットがハウス内に止まらず、3点スチールして優位に立った。後攻の第8エンドに大量4点を追加し、イタリアがコンシードで敗北を認めた。

 ▼藤沢五月 クセのあるアイスで、形を作っても決めきれず我慢の展開だった。最後まで我慢して後半チャンスをつかみきれたのが良かった。どこを石が通るかで重かったり重くなかったり、放し方で曲がり具合も変わる。後半、投げ方を意識したりコミュニケーションを取ることで我慢強く戦えた。試合をするごとに良くしていけるようにしたい。

 ▼吉田知那美 初戦なのでアイスの状況を知るのが一番の目的。すごくドキドキしたけど楽しかった。戦う相手にじゃなくてアイスに対して、世界規模のアイスでやるのが久しぶりで緊張感あったけど、いい緊張感だった。(次戦以降)このゲームよりもパフォーマンスは上がる。ここまで来たので思い切り楽しみたい。

 ▽北京五輪への道 男女とも9チームが参加する最終予選で、それぞれ3枠を争う。16日まで総当たりの1次リーグを行い、1位のチームがまず五輪出場権を獲得。1次リーグ2位と3位が17日に対戦し、勝者が五輪へ。敗者は1次リーグ4位と最後の1枠を懸けて18日に戦う。

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2021年12月11日のニュース