国士舘大ビンセント 箱根駅伝“ビンセント対決”に闘志「区間賞をとりたい」

[ 2021年12月11日 13:36 ]

2区で打倒イエゴン・ビンセント(東京国際大)を誓う国士舘大のライモイ・ビンセント(中央)
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 来年1月2、3の箱根駅伝に出場する国士舘大が11日、多摩キャンパスで練習を公開し、エースのライモイ・ビンセント(4年)が「ライバルは東京国際大のイエゴン・ビンセント。彼に負けないように頑張りたい」と“ビンセント対決”に闘志を燃やした。

 前回大会は2区で激突。イエゴンが圧巻の走りで1時間5分49秒の区間新記録を樹立して話題をさらった。ただ、ライモイも区間2区と健闘。1万メートルの自己ベストでは15秒ほど差を付けられているが、ハーフマラソンではイエゴンを上回る学生歴代2位の59分51秒をマーク。「今年は今までよりも状態が良いので区間賞をとりたい」と意気込みを語った。

 スタミナではライモイが勝っているとみているのはジェームス・ムワンギコーチだ。「今年はあまりトラックに出ないでスタミナを付ける練習に取り組んできた。(ライモイの)2区は問題ない。後半の粘りに期待しています」と話した。

 卒業後はスズキに入社して、マラソンランナーとして24年パリ五輪を目指す。「箱根駅伝はたすきを渡すときに思いも相手に伝わるというのがとても好き。最後の箱根なので笑顔でたすきをつなぎたい」。区間賞の走りで快走し、シード権を置き土産にするつもりだ。

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