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一般入学から主将就任…国士舘大・木榑は“たたき上げの星” 1区で「勇気付ける走りを」

[ 2021年12月11日 16:06 ]

1区での出走を熱望する国士舘大の木榑主将
Photo By スポニチ

 来年1月2、3の箱根駅伝に出場する国士舘大が11日、多摩キャンパスで取材に応じ、一般入学から主将にまで成長した木榑杏祐主将(こぐれ、4年)が「1区はチームの顔なのでチームを勇気付ける走りを見せたい」と意気込みを語った。

 たたき上げの星だ。群馬・沼田高時代の5000メートルの自己ベストは15分27秒。高校では全国大会の経験はなく、高校卒業後は第一線で陸上を続けるつもりはなく、体育教師を目指そうと思っていた。「高校の最後に出た試合で納得がいかず、もう少し続けたいと思った。国士舘大なら体育教師の夢と陸上を続けられると思った」

 一般入試組だった木榑主将は合格決定後の高校3年2月、意を決して添田正美監督に入部を直談判した。添田監督からは、結果が出なかったらマネジャー転向する可能性があるということを伝えられたが「それでも続けさせて下さい、入れて下さいとお願いしました。動かないと何も進まないと思った」と振り返る。

 推薦入学の同期に負けじと努力を重ねた。入学当初は強い選手が多いと聞いていたため「4年間でエントリーくらいできれば」という気持ちだったが、地道に長い距離を踏んで今につながる土台を作った。「高校が強豪校ではなかったので大学の練習量が多く、1年目は故障も多かった。ただ、夏合宿後の秋の記録会で高校ベストより40秒更新できた。そこで一つ殻を破れた」

 トップチームに入った2年時には選手寮に入る選択肢もあったが、入学当初からの1人暮らしを続けている。「社会人になる上で、寮では何でも助けられてしまう。自分で自立した生活をするためにやっている」

 3年で箱根駅伝4区を出走。区間14位だった初の箱根は「人生で一番きつかった」と苦笑いする。その大会後に主将に就任。同部では初めて1~4年の縦割り班をつくり、コミュニケーションをとりやすい環境作りに務めた。「昨年はコロナであまり意思疎通ができていなかった。いい上下関係でいたいと思った」

 木榑主将自身はこの1年でスピードを強化して1万メートル28分台に突入。予選会でも41位と結果を残し、いよいよ集大成の大会を迎える。「一般入試からコツコツ努力をして箱根駅伝に出られるというのを自分自身で証明できた。努力は必ず報われることを信じ、4年間培ってきたものを出し切りたい」と新春の箱根路を心待ちにしている。

 ◇木榑 杏祐(こぐれ・きょうすけ)1999年(平11)8月10日生まれ、群馬県沼田市出身の22歳。体育学部4年。1万メートル自己ベストは28分52秒76。1メートル69、57キロ。卒業後は埼玉医科大グループで地元開催のニューイヤー駅伝出場を目指す。

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